平日、遊ぶ暇と手段さえくれないので、アマゾンで「コゼットの肖像」を通販して休みに鑑賞。
監督は、ぱにぽにだっしゅ!の新房昭之さん。
作品は、ストーリーがわかりにくいのでぱっとみてしまうと楽しくないし、部分的に印象的なカットが構成してあるので、思い返してみるとなんだったのだろうと思ってしまうかんじ。
だけど、内容は文学的で濃く、抽象的な概念をうまくアニメで表現していて、その演出にときめいちゃう。
暗喩表現にはこだわっていて、それだけ追うと最終巻は結構エロい。
特に、少女偽コゼットに迫られて、自身の影を伸ばすことで性欲の高まりを表現していたのはうまかったなあ。
他にも連想させる演出が多くて、
・黄色→嫉妬、
・赤色→苦渋、
・白色→尊敬、私はあなたにふさわしい
・水辺→純粋、
・繁み→困難、
・繁み+水辺→陰部、
・繁み+水辺+赤→胎内、
・塔→孤独、
・塔+檻→貞節、
・月→神秘、
などだろうか。
こんな視点でみるのもおもしろいかも。
作品でろうそくが出てきたのだけど、あれはどういうメタファーかな?
(影絵)
posted by FullmetalXX at 03:44|
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